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【デッキ紹介】TOP16 & TOP32 "逆襲"ギャラドスデッキ 海外スタンダード Orlando Regional Championship

 海外スタンダード準拠の大会にて”逆襲”ギャラドスデッキというレアなデッキが結果を出したので紹介したいと思います。大会のレベルは形式こそ違えど日本のバトルフェスタと同等かそれ以上と考えられます。(本大会では"逆襲"ギャラドスデッキを使用した方がTOP16とTOP32に各1名入賞しています。)

〜目次〜
1.デッキリスト
2.基本ギミック
3.ギャラドスデッキの強み
4.ギャラドスの”逆襲”によるダメージ
5.デッキタイプの比較

1.デッキリスト
 Orlando Regional Championship TOP16 Gyarados deck(by Addison Powell)

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 Orlando Regional Championship TOP32 Gyarados deck(by Franklin Arrarte)

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2.基本ギミック
 デッキのギミックはいたってシンプルです。
・マグマ団の秘密基地を貼る
コイキングをベンチに可能な限り並べる
・マグマ団の秘密基地の効果でコイキングにダメカンを2個のせる
・バトル場のコイキングギャラドスに進化する
・ダブル無色エネルギーをギャラドスに貼る
ギャラドスの技”逆襲”でEXポケモンを確1で気絶させる
以上!ギミックがシンプルなのでデッキの構成もスタジアムにアクセするトレーナーズポストやダート自転車、コイキングギャラドスにアクセスするボール類、盤面に応じて必要なカードをトラッシュから回収する時のパズルと基本構築が固まっておりよるのこうしんデッキと似通ったものがあります。

キーカードの紹介
ギャラドス
 無無:ぎゃくしゅう
 自分のベンチの「コイキング」全員にのっているダメカンの数×30ダメージを追加

マグマ団の秘密基地
 おたがいのプレイヤーは、それぞれ、手札からたねポケモン(「マグマ団」をのぞく)をベンチに出すたび、そのポケモンにダメカンを2個のせる。

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3.ギャラドスデッキの強み
 海外スタンダード環境ではEXポケモン(M進化含む)が流行っているため非EXをメインアタッカーとして採用することでサイドレースで優位に立てるのが大きな強みです。これまで非EX高火力と言えばよるのこうしんでしたが、現スタンダード環境における後釜は下記のとおりです。

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 これまでゼルネアスにばかりスポットライトがあてられていましたが今後はギャラドスにも注目が集まりそうです。
ゼルネアスギャラドスは同じ非EX高火力としてどのような違いがあるのかを記載したかったのですがうまくまとめられませんでした。頭のなかでは技のエネ要求枚数やサブアタッカーの有無等あったのですがアウトプット出来ませんでした。ご了承ください。)

4.ギャラドスの”逆襲”によるダメージ
 マグマ団の秘密基地を貼った状態でコイキングをベンチに並べた際のギャラドスの打点表と打点毎のスタンダード環境における主要ポケモンが下記になります。

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 ギャラドスデッキの問題点であるHP180EXはベンチにコイキングを2匹並べても打点が追いつかないためコイキングが1枚でもサイド落ちすると確2で取らなければならず非EXの高火力でサイドレースを制するというコンセプトが崩壊してしまいます。ここでスポットライトを浴びたカードというのがギャラドスデッキでTOP16まで上り詰めたAddison Powellのデッキに採用されているニャオニクスEXです。

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ニャオニクスEX
 特性:シャドーイヤー
 自分の場のポケモンにのっているダメカンを1個選び、相手の場のポケモンにのせ替える。この特性は、このポケモンがバトル場にいるなら、自分の番に1回使える。

 このカードを採用することでマグマ団の秘密基地を貼った状態でニャオニクスEXを出すと自身のダメージを相手バトル場のポケモンに10点移し替えることが可能となりHP180EXポケモンまでケアすることが可能です。

5.TOP16とTOP32のデッキタイプ比較
 TOP16とTOP32のデッキタイプはギャラドスをアタッカーに据えて高火力を出すまでのギミックも全て同じです。大きな違いはドロー加速枠がシェイミEXとオクタンでそれぞれ違います。それぞれのメリットとデメリットとしては

シェイミEX
 メリット:序盤の安定
 デメリット:フラダリされてサイド2枚取られる
・オクタン
 メリット:中盤〜終盤にNで事故らない、フラダリされてもサイド1枚
 デメリット:1ターン目にドロー加速できない

 シェイミEXは序盤に強く、オクタンは中盤〜終盤に強いといえます。ハイパーボールとレベルボールの採用についてもTOP16のAddison PowellのデッキではシェイミEXとニャオニクスEX採用なのでハイパーボール、TOP32のFranklin Arrarteのデッキではオクタン採用なのでレベルボールとサポートポケモンに合わせたボールが選択されています。なかよしレスキューとすごいつりざおの採用差異についてもオクタンが採用されていれば終盤でもドロー加速可能なためすごいつりざおでも問題なさそうです。

記事に対して何か質問や意見があればブログにコメントをするかTwitter(@ENe_uhouho)の方にリプをいただけると幸いです。
ここまで見てくださった方ありがとうございました。

※HP180EXポケモンの紹介としてボルケニオンEXが表示されていましたがタイプ相性の関係でボルケニオンEXはベンチのコイキング1匹できぜつ可能なためガマゲロゲEXに画像を差し替えました。とおりすがりさんご指摘ありがとうございます。