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【カード考察】11月ジムバトルプロモ"非EXギラティナ"が環境に与える影響

 11月ジムバトルプロモとして収録予定の非EXギラティナが稀に見る暴力的なカードなので紹介したいと思います。

〜目次〜
1.ギラティナの効果
2.影響を受けるBREAK進化一覧
3.特性持ちBREAK進化を採用してギラティナ対策するには
4.ギラティナ登場による環境への変化
5.ダストダス、オカルトマニアとの使い分け

1.ギラティナの効果

ギラティナ
 特性:ひかりをのみこむ
 このポケモンがいるかぎり、おたがいの場のBREAK進化ポケモンの特性は、すべてなくなる(引きついだ特性も含む)。
 超超無無:シャドークロー 110
 相手の手札からオモテを見ないで1枚選び、トラッシュする。
 弱点:悪、抵抗力:闘、にげる:無無

 特性は言わずもがな強いですがHP130という耐久力の高さで中打点から確1にならず、たねポケモンのためハイパーボールからアクセス後すぐにベンチに出して特性発動とデッキに1枚入れておけばそれだけで特性持ちBREAKに対してお守り代わりになる点が魅力です。

 SMに向けてXY環境で活躍したBREAK進化を鎮圧させてからSM環境でGXに大暴れしてもらおうという開発側の狙いも感じられます。


2.影響を受けるBREAK進化一覧
 ギラティナが収録されたことで特性が消される影響を受けるポケモン一覧が以下になります。


 この中でも環境に与えてきた影響の大きいポケモンが以下になります。
オーロットライン
 特性:もりののろい(グッズロック)
ゲッコウガライン
 特性:きょだいみずしゅりけん、みずしゅりけん(ベンチ狙撃)
ゾロアークライン
 特性:なりかわる(バトル場交代)
ドータクンライン
 特性:メタルチェーン(エネリカバリー)
・メレシーライン
 特性:しんぴのまもり(EXロック)

3.特性持ちBREAK進化を採用してギラティナ対策するには
 現状のカードプールではサイレントラボしかなさそうです。超タイプであるが故にソーナンスでも止まらないのが憎いです。

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 アーボックの技いえきを使って特性を消す方法もありますが、フラダリしていえきを打つくらいならフラダリして確1で処理します。

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 オーロットラインは次元の谷とは別にサイレントラボにもスタジアムの枠を割く必要があり、ただでさえカツカツの枠なのでどうするのか頭を悩ませます。

4.ギラティナ登場による環境への影響
 ギラティナ登場前の環境を知るためにアニバーサリーフェスタ新潟・名古屋の大会結果を確認したいと思います(赤字は特性持ちBREAKライン)。

アニバーサリーフェスタ新潟デッキ分布 マスターBest16
特性持ちBREAKライン使用者:12名/16名中
ゲッコウガ 5名
ゲロゲゲッコウガ 1名
オーロット 4名
・ギラダーク 2名
闘 2名
レック 1名
・WTB 1名
特性持ちBREAKライン入賞:3名/4名
大会結果
1位:ギラダークマン
2位:オーロット
3位:オーロット
3位:ゲッコウガ

アニバーサリーフェスタ名古屋デッキ分布 マスターBest32
特性持ちBREAKライン使用者:9名/32名中
・レインボーフォースゼルネアス 1名
ライコウマルマイン 1名
・ラフビークイン 1名
ライチュウヤンマ 1名
ガラガラダスト 1名
・Mミュウツー 1名
レック 1名
・ギラダーク 1名
鋼 1名
・Mタブンネ 1名
・ゲングラ 1名
・Mサナ 1名
オーロット 1名
メレジガ 1名
・ジガラフ 1名
ボルボル 1名
ボルボルスターミー 2名
・ギラゼルネ 3名
ゲッコウガ 4名
・よるのこうしん 5名
特性持ちBREAKライン入賞:2名/4名
大会結果
1位:オーロット
2位:ゲッコウガオクタン
3位:ボルボルスターミー
3位:ボルボルスターミー

 新潟と名古屋の結果を合算した使用率と入賞率が下記になりBREAKラインの強さがカメックスメガバトルから引き続き証明された結果です。
特性持ちBREAKライン使用者:21名/48名
特性持ちBREAKライン入賞:5名/8名
使用者率:43.75%、入賞率:62.5%

 ここまでBREAKラインの使用率が高いとどのようなデッキにもギラティナに1枚枠を割くのは妥当なのかとも考えます。現環境で言うよるのこうしん用にカリンに1枚枠を割くのと同様の考えです。
 環境への影響としては、BREAKラインがギラティナに屈して数を減らすか、BREAKラインがギラティナ対策にサイレントラボを厚く積むかで2パターンの変化が起こりそうなので両方を下記に貼っておきます。サイレントラボでギラティナを押さえつけるタイミングがBREAKライン側は鍵となりそうです。

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5.ダストダスやオカルトマニアとの選択基準
 これまでの特性ロックの代名詞であったダストダスやオカルトマニアとギラティナを比較しデッキに入れる際の簡単な採用基準です。
ギラティナ:BREAKラインの特性がピンポイントにきつい場合に採用
ダストダス:自身のデッキで特性を使用する機会がない場合に採用
オカルトマニア:特性によって大きな影響を受けないデッキタイプを選択している際のお守りとして採用

 SM環境前までは、ギラティナとオカルトマニアで各1枚採用がまるい形かなと思います。

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ここまで見てくださった方ありがとうございました。