【ドラフトの遊び方】ポケモンカードでエネルギードラフトなるものを考案中
ポケモンカードだけでなく、遊戯王やDM、MTGとこれまで様々なTCGを触ってきた経験があり、MTGのPTで日本人選手が残ってるとニコ生でよく見たりして「ドラフトって楽しそうだなー」と思ってました。しかしながら、メインはポケモンカードで遊んでいるので可能ならポケモンカードでドラフトをしたいと考えつつ、同じような考えの先駆者がいるはずとさっそく検索をかけてみると・・・少数ながらブースターパックを用いたドラフトの遊び方がちらほらありました。
参考サイトがこちらです。
blog.livedoor.jp
ポケモンカードでのドラフトは公式が設定したルールなどもないため、ルールは主催者によって異なります。参考のために各記事のルールを抜粋しておきます。
ドラフトA
・各人10パック用意し、4人でドラフトを行う。
・ドラフトで手に入れたカードと持参した基本エネルギーカードを用いてハーフデッキを組む。
・ドラフトで得たポケモンEXは、最後の時点で引いたカードのうちでポケモンEXを除く好きなカード、もしくはティエルノのプロキシとなる。
・ハーフデッキの構成
-デッキのカードは30枚ちょうど
-同じ名前のカードはデッキに2枚まで
-基本エネルギーカードは何枚でも入れられる
-「たねポケモン」をかならず1枚以上入れる
・サイドは3枚置いて対戦する
ドラフトB
・パックを開ける。
・その中から1枚カードを選ぶ
・カードを選んだら残りのカードを隣の人へ
・パックがなくなったら新しいのを開ける
以上を規定回数行い、選んだカードとエネルギーカードを組み合わせてデッキを組む。
・デッキはエネルギー込で40枚
・サイドカード4枚
・同名カードの枚数制限はなし
なるほどおもしろそうと思ったものの、ここでふと思ったことが「ドラフトってパックからピックするから一定数パック購入する必要があるのか…」と、当たり前のことに今更気づき軽く絶望(オーガナイザーイベント等で気軽に遊べる形にしたいので参加者にパック購入をお願いするのは敷居が高い)しますが発想力を豊かにして考えた結果、キューブドラフト※1みたいに各々がパックを持ち寄れば参加費もかからないし手軽なのではと考えつく。
※1 キューブドラフトというのは、簡単に言うとブースターパックからピックするのではなく、ドラフト参加者が各々自作したパックを持ち寄ってドラフトをするというものです。
これは名案が降りてきたと思いましたが、持ち寄るパックの質をある程度均一にしないとドラフトとして成り立たないという問題が実践前から明らかなうえ、ドラフト終了後に持ち寄ったカードを戻すのが大変となり断念…検索した結果いくつかポケカでのキューブドラフトもヒットしましたが実践された方はいないようでした。
そんなわけで、紆余曲折を経てポケカでパックを購入せずに気軽にドラフトできないかと考える矢先に辿り着いたのがタイトルにもあるエネルギードラフトでした。
まず、これまでのドラフトと何が違うのかというとピックするのはポケモンではなくてエネルギーという点です。使用するポケモンについては、参加者に協力依頼をして使用する弾のポケモンを適当に持ってきてもらうか、複数個BOX買いしてる人に強力を依頼して持参してもらいましょう。
というわけで簡単な事前準備と対戦準備までの流れまでが以下のとおりです。
エネルギードラフト事前準備
- 参加人数
4名〜9名 - 参加者の持物
・基本エネルギーカード9種類×4セット
基本エネルギー9種類(草・炎・水・雷・超・闘・悪・鋼・妖)
・トレーナーズカード6種類×2セット
トレーナーズカード6種類の内訳は以下の通り
サポート:リーリエ、イリマ、ハウ
グッズ:ハイパーボール、ポケモンキャッチャー、ポケモンいれかえ - 主催者or協力者の持物
ドラフトで使用する弾の大量のCとUCのカード(トレーナーズとR以上は除く)
デッキ構築ルール
- デッキはエネルギーとトレーナーズ、ポケモンを含めて40枚
- サイドは4枚でゲームを始める
- デッキに入れられるポケモンは同一カード2枚まで
- ピックしたエネルギーカードを全てデッキに入れる必要はない
- プレイヤー共通のトレーナーズカードは全てデッキに入れる必要はない
エネルギードラフト手順
- ドラフトで使用するエネルギー色を決定する。
参加人数に応じてドラフトで使用するエネルギー色を決めます。
選択するエネルギー色は卓にいるメンバーでサイコロを振り、出目が最も大きいメンバーから時計回りに宣言する。
参加人数4名:基本エネルギー4種類×4セット=16枚
参加人数5名:基本エネルギー5種類×4セット=20枚
参加人数6名:基本エネルギー6種類×3セット=18枚
参加人数7名:基本エネルギー7種類×3セット=21枚
参加人数8名:基本エネルギー8種類×2セット=16枚
参加人数9名:基本エネルギー9種類×2セット=18枚 - 手元のエネルギーから1セット目を取り、エネルギーを1枚ピックする。
- ピック後、カードを裏向きにして左隣に渡す。
- 渡されたカードからエネルギーを1枚ピックする。
- 1セット目のカードがなくなるまで3〜4までの流れを10秒間で行いそれを繰り返す。
- 1セット目終了後に手元のピックカードの枚数とピックしたカードの種類を確認する。確認時間は1分間です。
参加人数4名:各人4枚
参加人数5名:各人5枚
参加人数6名:各人6枚
参加人数7名:各人7枚
参加人数8名:各人8枚
参加人数9名:各人9枚 - 手元のエネルギーから2セット目を取り、エネルギーを1枚ピックする。
- ピック後、カードを裏向きにして右隣に渡す。
- 渡されたカードからエネルギーを1枚ピックする。
- 2セット目のカードがなくなるまで8〜9までの流れを20秒間で行いを繰り返す。
- 1セット目終了後に手元のピックカードの枚数とピックしたカードの種類を確認する。
参加人数4名:各人8枚
参加人数5名:各人10枚
参加人数6名:各人12枚
参加人数7名:各人14枚
参加人数8名:各人16枚
参加人数9名:各人18枚 - 3セット目以降のピックが必要な参加人数の場合は、2に戻って順に繰り返してください。
注意点:ピックを流す先が左隣から右隣と交互になるようにしてください。
エネルギードラフトの手順は以上で終了です。
使用するポケモンの選択
- 卓で用意されたストレージから使用するポケモンを20枚選びます(同一カードは2枚まで)。別途、デッキ構築と調整の時間を設け、使用するポケモンを選び直すことも可能です。
注意点:この間にデッキを構築し1人まわしするのは禁止とし、主催の合図を待ちます。
デッキ構築と調整
- デッキを構築し1人まわしする時間を5分間設けます。
- 5分間で使用するポケモンの選択を変更することは可能です。
対戦準備
- ドラフト卓で自分の反対にいたプレイヤーと対戦をします。
参加人数が奇数の場合は不戦勝を決め、そのプレイヤーを抜いて反対にいるプレイヤーと対戦します。
これで以上となります。対戦形式についてはスイスドローや総当りなど、参加人数に応じてその都度融通を効かせて調整可能となります。
普段ストレージで肥やしになっているカードに日が当たるだけでなく初心者も必要なカード(エネルギーや基本トレーナーズ)さえあれば初心者から上級者までフラットに気軽に遊べるといいなという思いから生まれついたものです。荒削りではありますが多くのポケカプレイヤーの目に入り、ルールを整備できれば自分で開いてみたいと思いと、資格はないのでイベントオーガナイザーの方で興味を持っていただけたら是非採用してほしいなと思います。
記事に対して何か質問や意見があればブログにコメントをするかTwitter(@ENe_uhouho)の方にリプをいただけると幸いです。
ブログの右側にTLを掲載していますので気軽にリプしてください。
ここまで見てくださった方ありがとうございました。
【サンムーン環境図&デッキ紹介&対戦レポ】BATTLE X ROAD (バトル・クロス・ロード)本戦使用:冷酷Mサーナイト
久々の更新になってしまいましたがネタはあるので時間を見つけて今週中にあと1投稿したいところです。今回はBATTLE X ROAD(通称:バトクロ)にチーム俺達のメンバーとしてお声掛けいただいたので使用したデッキの紹介と対戦レポの記事になります。参戦するにあたって環境予想と結果も記載しています。
〜目次〜
1.バトクロ本戦環境予想
2.バトクロ本戦環境
3.本戦使用デッキリスト
4.デッキコンセプト
5.対戦レポート
1.バトクロ本戦環境予想
バトクロの開催日がサンムーンの発売日から1ヶ月後とのことから環境はXYで実力を残したデッキと新弾のGXデッキが入り乱れるのは明らかで、実際にジムバトルにおいても人気こそGXに分があるものの構築が煮詰まっておらず、成績で見ればボルケニオンや白レックに分があるといった印象でした。そんな中12月20日時点に考えていた個人の環境予想がこちらになります。
ゲロゲジュナイパーにおいては、ゲロゲバットの同系列として環境初期から人気も高く構築や戦術においてもゲロゲバットでの経験値が生きることからジムバトルでも使用者が多く、ラランテスラフレシアに関してもビーラフの亜種として爆発力のビークイン、耐久のラランテスGXとベクトルの違いこそありますがラフレシアのグッズロックこそ決まれば安定して戦えるデッキに仕上がっていました。この時期においては1進化ラインは軒並み強さはあるものの発売から日が浅く、ジムバトル参加者やチームメンバーも模索中と言ったところでした。そこからチームメンバーとジムバトルやフリーで調整して12月31日時点での環境予想がこちらです。
変更点はルナアーラの評価のみですが、環境にソーナンスがうまく刺さっておりプラスαとしてルナアーラGXのトランスを利用したまんたんのくすりやルナフォールGXの圧力を評価しての繰り上げです。
2.バトクロ本戦環境
いずれバトクロ公式のブログにて取り上げられると思うので詳細は割愛しますが、環境予想は大きく外しておらず周囲を見渡してもゲロゲジュナイパーやボルケニオン、白レックは多く見受けられました。ラフレシア派生のデッキやオーロットといったデッキは少なかったように感じます。変わり種のデッキで言えばヤナギブソンさんのラプラスホエルオーによる山削りデッキがオンリーワンだったように思います。
バトクロで本日使ったラプラスホエルオーEXです。
— ヤナギブソン (@yanagibuson77) 2017年1月8日
草アタッカー、250アタッカーが存在する現環境では正直微妙ですがずっとこのデッキを大舞台で使いたいと思っていたので選択しました
スリーブはシロナ様 pic.twitter.com/wjRYbXIsNz
こちらはチームメンバーがバトクロに向けて調整していた各デッキです。
バトクロに向けて調整してたデッキ達。最終的にはビークインで行きました(^人^) pic.twitter.com/c1pkXyuelM
— けろぽん (@vc32guran) 2017年1月9日
3.本戦使用デッキリスト
使用するデッキにあたっては紆余曲折あったものの最終的にチームメンバーに「プレイの選択肢が少なく、プレイングによる上振れや下振れが少ないデッキを握りたい」と相談してメンバーから借りた冷酷Mサナを握りました。年末までゲロゲジュナイパーで調整していましたが進化GX対面においてエーフィーEXのミラクルシャインを意識しすぎて、フェザーアローの選択先をミスしたり、リソースを意識しすぎてプラターヌとNの判断ミスが多かったりと強力なデッキでしたが明らかに自分のプレイングでは手に余ると断念しました。
デッキの構築はメンバーから受け取ったものから1枚も変えずに調整しました。というのもここに至るまで冷酷Mサナの使用経験は、上記のデッキを借りて使った数回と片手で数えられる程度でしたので、初心者が意見するよりこのデッキ構築に至るまで調整したメンバーの構築力におんぶにだっこです。
デッキの自由枠として変更するなら「びっくりメガホン」と「改造ハンマー」の選択とのことで各役割が下記です。
・びっくりメガホン
たね非EXのまわしによってディスペアーレイの打点から逃げ切られるのを防ぐのが役割です。(主に小ボルケニオン)
・改造ハンマー
白レックやケンタロスGXケアにあたって1ターン猶予をもらえる可能性とのことでした。ディスペアーレイによる打点は確2が基本のため白レックやケンタロスGXが辛いです。
4.デッキコンセプト
このデッキのコンセプトは「毎ターンオカルトマニア」につきます。環境予想時点でソーナンスが刺さっていることから毎ターンオカルトマニアうってディスペアーレイでベンチの不要物消し、要所でまんたんのくすりを決めれば勝てると言って渡されたデッキでした。あとはMサナがきぜつした返しにミュウツーで相手のバトル場を処理できるとサイドレースをずらしながらきぜつさせられるので見極めが大事とのことでした。
5.対戦レポート
1回戦:お休み
2回戦:ゲロゲジュナイパー(クラハン型)
初手(自):サーナイトEX(後攻)
(相):エーフィEX ベンチ:モクロー
お相手の先1で早速ジュナイパーGXがベンチに2体爆誕するもバトル場にはエーフィEX、展開重視してお相手はプラターヌでクラハンを3枚トラッシュしながらも後ろにダブル無色を構えたゲロゲが控えた状態でターンを返される。後1でこちらもフーパEXの特性で全力展開するもソウルリンクは引けず、バトル場のサーナイトEXにエネつけてそのままターンを返す(ゲロゲ対面でフーパEXによる展開は縛られることから悪手のように見えますがデッキ構築の時点でドローはシェイミEXありきなのでフーパEXによる展開を優先してデッキの回転率をあげています)。
ここからはブルブルパンチとフェザーアローをオカルトマニアとライフリープの回復で交わしながらお茶を濁すもお相手の最初で最後のクラハンが表で回復も間に合わず途中でフーパEX縛られて負けました。
3回戦:ミュウこうしん
初手(自):カイリューEX(先攻)
(相):ミュウ ベンチ:バチュル
こうしん対面においても初手にオカルトマニアが打てば後1の返しでバトル場がきぜつすることはないと言われるも相手ベンチのバチュルがカイリューに無言の圧力をかけてくる。手札にオカルトマニアはあるがお相手の後1ワンキルに必要な札は、ダブル無色エネルギー1枚とトラッシュにこうしん5枚とオカルトマニアでは止まりそうにない。ひとまず負け筋を潰すためにプラターヌからのフーパEXでベンチ展開には成功、返しのターンはカイリューEXを献上する。先2でMサーナイトEXをたてて返しのよるのこうしん分のダメージをまんたんのくすりでペースを握れたと考えたのも束の間、シェイミEXセットアップからのエネが引けない問題発生しまんたんのくすりで得たアドを返せない。最後はサイド2-4からNを使って、お祈りしながら返したら相手の手札3枚の内訳がダブル無色エネルギー、バトルコンプレッサー、プラターヌ博士で絶望でした。バトルコンプレッサーでMサーナイトの耐久値210にまわし込みでぴったり気絶して対戦ありがとうございました。
3戦目終了後にチームメンバーから「カリンうてた?」と聞かれましたがデッキに7枚入っているエネルギーを引けないのに1枚のカードが引けるはずもなく、大会結果は2戦2敗とかなり落ち込む結果でした。
大会としては自主大会規模とは思えないほど充実しており、来週のウェルカムフェスタにカードで参加する人はバトクロと比較しちゃうと物足りないのではないかと疑問を持ちながらも、個人的には非常に楽しめたので来年以降もあるといいなと雑談しながら帰りました。
記事に対して何か質問や意見があればブログにコメントをするかTwitter(@ENe_uhouho)の方にリプをいただけると幸いです。
ここまで見てくださった方ありがとうございました。
P.S.
ヤナギブソンさん
ツイート引用させていただきありがとうございます。これからも色々なカードにスポットライトをあてたデッキ期待しています。
チーム俺達のみなさん
チームへのお誘いありがとうございます。また、次回があれば自分で取ってこのメンバー誘います。